有料相談型FPなら勧誘の心配はほぼない
相談料を直接受け取る有料相談型FPは、商品販売による収入に依存しません。そのため、商品を勧誘するインセンティブがなく、中立的なアドバイスが期待できます。「勧誘そのものを避けたい」という方は、最初から有料相談型FPを選ぶという選択肢も十分あります。
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2. FPからの提案をうまく断るポイント
大前提:断るのは相談者の正当な権利
FPから何を提案されても、契約するかどうかを決めるのは最終的に相談者であるあなた自身です。「相談したのだから何か買わないと申し訳ない」と感じる必要は一切ありません。FPも仕事として提案をしているだけで、断られることは十分に織り込み済みです。罪悪感を持たなくて大丈夫です。
断るときの5つのポイント
① その場で即決しない
どんなに良い提案に聞こえても、必ず「持ち帰って検討します」と一度時間を置きましょう。健全なFPなら、検討する時間を尊重してくれます。その場で「今日すぐに決めてください」と迫るFPには、注意が必要です。私の場合は、その場で決断を頂くケースはお客様が望む場合を除き、だいたい1週間程度時間をおいてから返事を頂くようにしています。
② 理由を詳しく説明する必要はない
「家族と相談してから決めたい」「今は検討段階です」と伝えるだけで十分です。詳細な理由を説明する義務はありませんし、詳しく説明しようとすると向こうから反論されて話が長くなりがちです。
③ 曖昧な返事をしない
「考えておきます」「興味はあります」など中途半端な返事は、後日の連絡につながりやすくなります。もし意思が固く、今後の付き合いがない場合は、はっきりとNOを伝えることが、お互いのためにも親切です。
④ 言い返されても淡々と繰り返す
「なぜですか?」「もう少し聞いてください」と引き止められても、同じ理由を落ち着いて繰り返しましょう。議論に乗ると相手のペースになります。営業は反対処理(相手の反論に対しての返し)を上手く行ってきます。きっぱりと「必要ありません」「検討します」と簡潔に伝えるだけで十分です。
⑤ 感情的にならず、冷静に
怒る必要も、謝りすぎる必要もありません。ビジネス上のやり取りとして、冷静に対応することが大切です。
FPの「急がせる言葉」に流されない
「今日契約すると特別割引があります」「この商品は今月限りです」「為替の影響で損をしますよ」といった言葉は、注意が必要なサインです。健全なFPは、相談者の判断を急かすことはしません。「急がせる=その場で契約させたい理由がある」と理解しておきましょう。
断った後のしつこい連絡への対処法
断ったにもかかわらず何度も電話やメールが来る場合は、きっぱりと断る。それでもしつこい場合には着信拒否・迷惑メール設定で対応して問題ありません。連絡を無視することに罪悪感を持つ必要はありません。あまりに悪質な場合は、日本FP協会や金融庁の金融サービス利用者相談室に相談するという選択肢もあります。日本FP協会には倫理規定があり、これに反する勧誘行為は協会への通報対象になり得ます。
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3. 断り方の例
ここでは、シーン別にそのまま使える断り文句を紹介します。状況に合わせてコピーしてご活用ください。
パターン1:初回相談の場で保険などを勧められたとき
「内容はよく分かりましたので、一度持ち帰ってからこちらからご連絡させていただきます。」
ポイント:一番シンプルな方法です。またこちらからの連絡を伝えておくと、相手からの連絡を牽制できます。ぜひ覚えておいてください。
パターン2:その場で契約を迫られたとき
「今日はお話を伺うだけのつもりで来ました。すぐに契約はしないと決めているので、必要があればこちらからご連絡します。」
ポイント:明確に「今日は契約しない」と宣言することで、それ以上のプッシュを防げます。毅然とした口調で伝えましょう。
パターン3:保険を強く勧められたとき
「保険についてはすでに加入済みで、今のところ追加の加入は考えていません。」
ポイント:「すでに加入済み」と伝えることで、保険提案のループを断ち切ることができます。
パターン4:投資信託や変額保険を勧められたとき
「投資については御社で購入するつもりはありません。もし購入する場合は、手数料の安いネット証券で検討しているので、見送ります。」
ポイント:「購入するつもりはない」とはっきり伝えるのがポイントです。
パターン5:後日、契約を迫る電話やメールが来たとき
「先日はありがとうございました。検討した結果、今回は契約を見送ることにしました。今後のご連絡も不要ですので、よろしくお願いします。」
ポイント:見送りすることを明示し、「今後の連絡も不要」と明確に伝えることで、追加連絡を止めることができます。
パターン6:強引なFPに対して、はっきり断りたいとき
「ご提案いただいた商品には興味がありません。私としては今のままで問題ないと判断しましたので、今後のご連絡もお控えください。」
ポイント:遠慮せず、はっきりと伝えて問題ありません。この言葉を使うことに罪悪感を持つ必要はまったくありません。
パターン7:何度も連絡が来てもう関わりたくないとき(最終手段)
「お断りしたはずです。今後のご連絡はご遠慮ください。今後ご連絡をされた場合は、しかるべき対応を取らせていただきます。」
ポイント:これでも連絡が止まらない場合は、着信拒否・迷惑メール設定、相談窓口に連絡の対応で問題ありません。
パターン8:すでに保険提案書を受け取っている状態で断りたいとき
「ご提案いただいた保険については、内容を検討した結果、今回は加入を見送ることにしました。提案書のご送付ありがとうございました。今後はこちらから必要があればご連絡します。」
ポイント:すでに具体的な提案を受けている場合でも、「検討した結果見送る」と明確に伝えれば問題ありません。丁寧な言葉遣いで、しっかりと意思を伝えましょう。
4. 相談前の対策は?
勧誘に悩まないための一番の方法は、事前の準備です。「そもそも勧誘されにくい状況をつくる」という発想が大切です。
① 相談先を慎重に選ぶ(最重要)
最も効果的な対策は、相談するFPを慎重に選ぶことです。有料相談型FPを選ぶのが、最もストレスの少ない方法です。商品販売で収入を得ないビジネスモデルのため、商品勧誘のリスクがほぼありません。独立系FPを選ぶのも有効で、特定の企業に属さないFPであれば特定商品の販売ノルマがありません。「無料」に過度に惹かれないことが大切です。無料には、その分の理由があることを忘れないようにしましょう。