看護師の資産運用ー夜勤手当をNISAに?投資のすすめ
公開日:2026年5月28日
看護師は、一般的な職種と比べて収入が安定しやすく、夜勤手当やボーナスもあるため、資産形成と相性の良い職業です。
一方で、忙しさやストレスから支出が増えやすく、保険、不動産投資、投資商品などの営業を受けやすい職業でもあります。
大切なのは、収入があるうちに、なんとなく使うお金を、将来の資産に変える仕組みを作ることです。
看護師は資産形成しやすい職業
看護師は資格職であり、転職市場でも需要が高い職業です。 また、夜勤手当、残業代、賞与などによって、同年代の中では比較的まとまった収入を得られる人も少なくありません。
ただし、収入があるからといって、自然に資産が増えるわけではありません。仕事がハードな分、
- ・ご褒美消費が増える
- ・外食やコンビニ利用が増える
- ・美容、旅行、推し活にお金を使う
- ・忙しくてお金の勉強を後回しにする
といったことも起こりやすいです。
夜勤手当をそのまま使うか、資産に変えるか
看護師ならではの強みが、夜勤手当です。 もちろん、夜勤は身体的にも精神的にも負担が大きい働き方です。そのため、夜勤手当を自分の楽しみに使うこと自体は悪くありません。
ただ、夜勤手当の一部だけでもNISAや貯金に回せると、将来の資産形成に大きく効いてきます。 たとえば、夜勤手当のうち毎月2万円を積み立てると、年間24万円。10年続ければ、元本だけで240万円です。
- ▶毎月の満足感はある
- ▶手元に資産は残りにくい
- ✓毎月の楽しみも残せる
- ✓10年後、20年後の資産になりやすい
貯金だけでは将来不安が消えにくい
看護師は収入が安定しやすい一方、結婚、出産、転職、夜勤を減らすタイミングなどで収入が変わることがあります。 そのため、貯金はもちろん必要です。ただし、貯金だけでは物価上昇に対応しきれない可能性があります。
2020年を100とした消費者物価指数は、2026年4月時点で113.0になっています。 つまり、昔100万円で買えていたものに、今は約113万円必要になるような感覚です。
看護師に向いている資産形成の順番
生活防衛資金を確保する
まずは生活費の3〜6か月分を現金で確保しましょう。 夜勤を減らしたい、転職したい、休職したいと思ったときに、現金があると選択肢が増えます。
NISAで積立投資を始める
次に検討したいのがNISAです。看護師の場合、毎月一定の給与が入りやすいため、積立投資と相性が良いです。 毎月1万円、2万円、3万円と、自分に合った金額から始めるのが現実的です。
保険は必要保障額を確認する
看護師は医療知識がある一方で、保険の営業を受ける機会も少なくありません。 ただし、保険は多ければ安心というものではありません。 独身か、既婚か、子どもがいるか、住宅ローンがあるかによって必要な保障は変わります。
NVIDIAやキオクシアの例から考える投資の可能性
投資をしている人としていない人では、数年で大きな差がつくことがあります。
NVIDIAは2021年5月の分割調整後価格が約16.20ドル、2026年5月27日の終値が212.60ドルでした。単純計算で約13倍です。 また、キオクシアは2024年12月のIPO初値1,440円に対して、2026年5月27日の終値が60,550円でした。単純比較では約42倍です。
ただし、こうした銘柄を事前に見つけて集中投資するのは簡単ではありません。 看護師が忙しい中で資産形成するなら、最初は個別株よりも、投資信託などを使った分散投資から始める方が現実的です。
看護師が注意したいお金の失敗
高額な保険に入りすぎる
保険は必要ですが、入りすぎると毎月の固定費が重くなります。 特に貯蓄型保険は、保障と貯蓄がセットになっていて分かりにくい場合があります。
不動産投資の営業に流される
看護師は安定収入があるため、不動産投資の営業対象になりやすい職業です。 節税や年金対策という言葉だけで判断せず、空室リスク、修繕費、金利上昇リスクまで確認しましょう。
忙しさを理由に放置する
「そのうち考えよう」と思っている間にも、時間は過ぎていきます。 資産形成は、早く始めるほど有利になりやすい分野です。
看護師の資産形成は中立なFPに相談を
看護師は収入が安定している分、資産形成の選択肢も多い職業です。 しかし、保険、NISA、iDeCo、不動産、住宅ローンなど、選択肢が多いからこそ迷いやすいともいえます。
悩んだら、お金のプロであるFPに相談するのも一つの方法です。 その中でも、保険会社や金融機関の商品販売に偏らない相談をしたいなら、中立なFPを選ぶことが大切です。