保育士の資産形成・運用ーNISAなど投資のすすめ
公開日:2026年5月28日
保育士として働いていると、毎日の仕事は忙しいのに、給与にはなかなか余裕が出にくい。 「貯金しなきゃ」と思っても、家賃、生活費、奨学金、交際費、将来の結婚や出産のことを考えると、毎月まとまった金額を残すのは簡単ではありません。
ただ、だからこそ保育士の資産形成では、いきなり大きな投資をするよりも、少額でも長く続ける仕組みを作ることが大切です。
保育士こそ資産形成を考えたい理由
保育士は社会的に必要性の高い仕事でありながら、一般的に高収入とは言いにくい職種です。 そのため、「収入が増えたら資産形成を始めよう」と考えていると、スタートがどんどん遅れてしまいます。
しかし、資産形成で重要なのは、最初の金額の大きさだけではありません。 むしろ大切なのは、時間を味方につけることです。
たとえば毎月1万円でも、10年、20年と積み立てれば、元本だけでも大きな金額になります。さらにNISAなどを活用して運用できれば、将来の選択肢を広げられる可能性があります。
貯金だけではお金の価値が目減りする
「投資は怖いから、とりあえず貯金だけでいい」と考える人も多いかもしれません。 もちろん、生活防衛資金として貯金は必要です。
ただし、貯金だけに頼ると、物価上昇によって実質的なお金の価値が下がる可能性があります。
総務省の消費者物価指数では、2020年を100とした総合指数が2026年4月には113.0になっています。つまり、2020年に100万円で買えていたものが、同じ感覚では約113万円必要になっているイメージです。
出典:総務省 消費者物価指数(2026年4月)をもとに作成
保育士におすすめの資産形成ステップ
まずは生活防衛資金を作る
最初から投資に全額を回す必要はありません。 まずは、病気、転職、引っ越しなどに備えて、生活費の3〜6か月分を目安に現金を確保しましょう。
保育士の場合、職場環境によって転職を考えるタイミングもあるため、一定の現金があると精神的な余裕にもつながります。
次にNISAで少額積立を始める
生活防衛資金がある程度できたら、NISAを使った積立投資を検討します。
毎月5,000円や1万円からでも構いません。 大切なのは、「余ったら投資する」ではなく、給料日に自動で積み立てる仕組みにすることです。
保険は入りすぎに注意する
保育士は将来不安が強くなりやすく、保険を勧められると「入っておいた方が安心かも」と感じることがあります。
ただし、収入に対して保険料が重すぎると、資産形成に回すお金がなくなってしまいます。 特に独身で扶養家族がいない場合、大きな死亡保障が本当に必要かは慎重に考えた方がよいでしょう。
「もし昔、成長株に投資していたら」という話
投資の世界では、早く始めた人が大きなリターンを得ることがあります。
たとえばNVIDIAの株価は、2021年5月の分割調整後価格が約16.20ドル、2026年5月27日の終値が212.60ドルでした。単純計算では約13倍です。 もし2021年ごろに10万円分買っていたら、税金や為替を考慮しない単純計算で約130万円になっていたイメージです。
また、キオクシアは2024年12月のIPO初値が1,440円、2026年5月27日の終値が60,550円でした。単純比較では約42倍です。
もちろん、これは「こういう株を買えば必ず増える」という話ではありません。 むしろ逆に、個別株は大きく上がることもあれば、大きく下がることもあります。
保育士が資産形成で失敗しやすいポイント
余ったお金だけで始めようとする
毎月の生活費を払ったあとに残ったら投資しよう、という考え方だと、なかなか積立が始まりません。 少額でもいいので、先取りで積み立てる仕組みを作ることが大切です。
保険に入りすぎる
安心のために入った保険が、毎月の家計を圧迫しているケースもあります。 保険は必要な分だけにし、浮いたお金を貯金や投資に回す考え方もあります。
相談相手を間違える
無料相談のFPや保険ショップでは、相談は無料でも、保険や金融商品の販売手数料で収益を得ているケースがあります。 もちろんすべてが悪いわけではありませんが、「本当に中立なのか」は確認した方がよいでしょう。
悩んだら中立なFPに相談する
保育士の資産形成は、収入、勤務先、結婚予定、子どもの予定、転職予定によって最適解が変わります。
- Q.NISAを始めるべきか
- Q.保険を見直すべきか
- Q.毎月いくら投資に回していいのか
こうした悩みは、ネット記事だけで決めるより、お金のプロであるFPに相談した方が安心です。 その中でも、保険会社や金融機関に偏らない立場で相談したいなら、中立なFPに相談できるサービスを選ぶのがおすすめです。