夏のボーナスどう使う?ーNISA等で賢い資産運用
公開日:2026年5月28日
夏のボーナスが入ると、旅行、買い物、家電、外食など、使い道を考えるのが楽しくなります。
こんな悩みはありませんか?
- ・全部使っていいのかな
- ・NISAに入れた方がいい?
- ・保険を見直すべき?
- ・住宅ローンの繰り上げ返済に回すべき?
夏のボーナスは、なんとなく使うか、将来のために戦略的に使うかで大きな差が出ます。
夏のボーナスは「3つに分ける」と考えやすい
ボーナスの使い道で迷ったら、まずは3つに分けて考えるのがおすすめです。
守るお金
まず優先したいのは、生活防衛資金です。急な病気、転職、引っ越し、家電の故障などに備えて、一定の現金は必要です。 生活費の3〜6か月分がまだ貯まっていない場合、ボーナスの一部は貯金に回しましょう。
増やすお金
生活防衛資金がある程度あるなら、NISAなどの投資に回す選択肢があります。 ボーナスを一括で投資する方法もありますが、値動きが不安な人は数か月に分けて積み立てるのもよいでしょう。
使うお金
ボーナスをすべて我慢する必要はありません。旅行、家電、趣味、自己投資など、今の生活を豊かにする使い道も大切です。 ただし、「全部なんとなく使う」のではなく、先に貯金・投資分を分けてから使うのがおすすめです。
貯金だけで安心とは言い切れない理由
ボーナスを全額貯金するのは堅実に見えます。 しかし、物価が上がる時代には、貯金だけではお金の価値が目減りする可能性があります。
2020年を100とした消費者物価指数は、2026年4月に113.0です。 つまり、2020年に100万円で買えていたものが、同じ感覚では約113万円必要になっているイメージです。
ボーナスをNISAに入れるのはアリ?
生活防衛資金があり、近いうちに使う予定のないお金であれば、ボーナスの一部をNISAに回すのは有力な選択肢です。 ただし、注意点もあります。
すぐ使うお金は投資しない
1〜2年以内に使う予定があるお金は、投資に回さない方が無難です。 結婚式、引っ越し、車、住宅購入、出産費用などが近い場合は、現金で持っておく方が安心です。
一括投資が不安なら分割する
ボーナスを一気に投資すると、その直後に相場が下がったときに不安になりやすいです。 たとえば30万円を投資する場合、10万円ずつ3か月に分けるなど、自分が続けやすい方法を選びましょう。
NVIDIAやキオクシアのような個別株を買うべき?
ボーナスが入ると、話題の株を買いたくなる人もいます。
実際、NVIDIAは2021年5月の分割調整後価格が約16.20ドル、2026年5月27日の終値が212.60ドルでした。単純計算で約13倍です。 キオクシアも、2024年12月のIPO初値1,440円に対し、2026年5月27日の終値は60,550円でした。単純比較で約42倍です。
こうした例を見ると、「ボーナスで個別株を買えば大きく増やせるかも」と感じるかもしれません。 しかし、個別株は大きく上がる可能性がある一方で、大きく下がる可能性もあります。 初心者がボーナス全額を1銘柄に投資するのはリスクが高いです。
保険の見直しに使うのもアリ
ボーナス時期は、保険を見直すタイミングにも向いています。 ただし、ボーナスで新しい保険に入る前に、まずは今入っている保険を確認しましょう。
- 保障内容は今の家族構成に合っているか
- 保険料が家計を圧迫していないか
- 貯蓄型保険と投資を混同していないか
- 子どもが生まれた、住宅を買ったなど変化があったか
保険は必要ですが、入りすぎると資産形成の妨げになることもあります。
ボーナスのおすすめ配分例
| タイプ | 貯金 | 投資 | 保険・自己投資 | ご褒美 |
|---|---|---|---|---|
| 貯金が少ない人 | 60% | 10% | 10% | 20% |
| 貯金がある人 | 20% | 50% | 10% | 20% |
| 近くに大きな支出がある人 | 70% | 0〜10% | 10% | 10〜20% |
| 資産形成を加速したい人 | 10〜20% | 60% | 10% | 10〜20% |
※あくまで参考例です。個人の状況によって最適な配分は異なります。
悩んだらFPに相談する
夏のボーナスの正解は、人によって違います。
- →貯金が少ない人は貯金が優先
- →余裕資金がある人はNISAも選択肢
- →子どもがいる人は教育費や保険の見直し
- →住宅ローンがある人は繰り上げ返済との比較も必要
自分にとって最適な使い道が分からない場合は、お金のプロであるFPに相談しましょう。 その中でも、中立な立場で相談したいなら、保険や金融商品の販売に偏らないFPを選ぶことが大切です。