金融商品レビュー/学資保険
学資保険を解説!
利率や返戻率、おすすめも
学資保険とは?
学資保険は、子どもの進学時期にあわせて教育資金を準備するための保険です。
一般的には、契約者である親が保険料を払い込み、大学入学時や在学中などのタイミングで学資金や満期保険金を受け取る仕組みです。
住友生命の「こどもすくすく保険」も、子どもの進学等にあわせて学資・満期祝金を受け取れる商品として案内されています。
かんぽ生命も、大学入学時だけでなく在学中や小・中・高の入学時など、受取タイミングを選べる学資保険を案内しています。
学資保険を調べる人の多くは、「教育費をどう貯めるべきか」「NISAとどちらがよいのか」「返戻率は高いのか」と悩みます。
たしかに学資保険は、計画的に教育費を準備しやすい商品です。
ただし、預金とは違い保険商品であり、住友生命も公式に「預金とは異なり、元本保証はありません」と案内しています。
そのため、仕組みを理解せずに「教育費といえば学資保険」と考えるのは少し危険です。
学資保険の基本イメージ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 目的 | 子どもの教育資金準備 |
| 主な受取時期 | 大学入学時、在学中、小中高入学時など |
| 主な特徴 | 計画的に積み立てやすい |
| 注意点 | 預金ではなく保険商品である |
学資保険のメリット
教育資金を計画的に準備しやすい
学資保険の大きなメリットは、教育資金を用途別に準備しやすいことです。
毎月の保険料を払い込むことで、将来の進学時期にあわせてお金を受け取れるため、「何となく貯める」よりも目的が明確になります。
明治安田生命も、大学など費用がかさむ時期に向けて備えられる点を特徴として案内しています。
かんぽ生命も、大学入学時以外にも在学中や小・中・高の入学時など、ライフプランに合わせて受取タイミングを選べると説明しています。
契約者に万一があったときの備えになる
学資保険の魅力としてよく挙げられるのが、契約者が死亡などした場合に、その後の保険料払込みが不要になる仕組みです。
明治安田生命も、つみたて学資について「ご契約者が万一の場合、保険料のお払込みが免除」と案内しています。
かんぽ生命も、契約者が死亡などした場合は、その後の保険料払い込みは不要でも、学資金は予定通りの金額を受け取れると説明しています。
教育費の準備に、単なる積立だけでなく保障の要素も持たせたい人には魅力があります。
商品によっては受取率が分かりやすい
学資保険では、「いくら払って、いくら受け取れるか」を意識しやすいです。
たとえば明治安田生命つみたて学資は、公式に受取率最大129.2%の例を掲載しています。
このように、将来の受取イメージを持ちやすいのは学資保険のメリットです。
ただし、受取率は契約年齢や払込方法、契約条件によって変わるため、数字だけを見て決めないことも大切です。
学資保険の主なメリット
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 計画性 | 教育資金を目的別に準備しやすい |
| 保障 | 契約者に万一があると払込免除になる商品がある |
| 受取イメージ | 将来の受取額を見通しやすい |
学資保険のデメリット
途中解約に弱いことがある
学資保険は長期で続けることを前提にした商品です。
そのため、途中で解約すると元本割れにつながることがあります。
住友生命は、こどもすくすく保険について「預金とは異なり、元本保証はありません」と案内しています。
教育費が必要になる前に家計が苦しくなった場合、柔軟に引き出しにくい点は注意が必要です。
返戻率だけで選ぶと失敗しやすい
学資保険を比較するとき、「返戻率が高いかどうか」に目が行きがちです。
しかし、返戻率は払込期間、契約者や子どもの年齢、払込方法などで変わります。
明治安田生命の129.2%も「ご契約の一例」と明示されています。
数字だけで比較してしまうと、自分の条件では思ったほど有利でないこともあります。
NISAや預金と比較したほうがよい場合もある
教育費準備の方法は学資保険だけではありません。
貯蓄やNISAの積立で準備する家庭もあります。
学資保険は保障を持ちながら準備できるのが強みですが、資金の自由度や運用の選択肢では他の方法に軍配が上がるケースもあります。
だからこそ、「学資保険がよいか」ではなく、自分の家庭に合うかで考えることが大切です。
おすすめはどう選ぶ?
学資保険選びでは、返戻率だけでなく、受取時期、払込期間、保障の有無を整理することが大切です。
住友生命のこどもすくすく保険は、学資祝金と満期祝金を受け取る仕組みがあり、18歳満期・22歳満期などの設計が示されています。
明治安田生命つみたて学資は大学などの時期への備えを重視し、保険料払込は長くても15歳で終了すると案内されています。
かんぽ生命の学資保険は、大学入学時のみならず、小・中・高入学時や大学在学中も含めた3コースから選べるのが特徴です。
代表的な学資保険の見方
| 商品 | 主な特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| こどもすくすく保険 | 学資祝金+満期祝金型 | 満期まで計画的に備えたい人 |
| つみたて学資 | 大学時期重視、受取率例が分かりやすい | 返戻率も重視したい人 |
| かんぽの学資保険 | 受取タイミングを3コースから選べる | 柔軟な受取時期を重視する人 |
迷ったら中立的なFPに相談を
学資保険は、教育費準備の定番に見えますが、どの家庭にも最適とは限りません。
返戻率、保障、受取時期、NISAとの比較まで考えると、意外と迷いやすい分野です。
だからこそ、不安があるなら、保険会社や代理店の説明だけで決めず、中立的なFPに相談して、家計・貯蓄・保険の全体像の中で判断するのがおすすめです。
大切なのは、「おすすめ商品に入ること」ではなく、子どもの教育資金を無理なく準備できることです。
その視点で選ぶと、学資保険の選び方はかなり分かりやすくなります。

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