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IFA(資産アドバイザー)とは?FPとの違いとは?

皆さんは「IFA」という言葉を見たり聞いたりしたことはありますか?資産運用に関心が出てきたとき、目にするこのIFA。「ファイナンシャルプランナーとの違いは?」といった疑問が出てくるかもしれません。挙句どこに相談すれば良いのか分からず、一歩踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、次の3点を中心に執筆をし、分かりやすくお伝えします。

  • IFA(Independent Financial Advisor)とは何か
  • FP・銀行・証券会社と何が違うのか
  • 自分はIFAとFP、どちらに相談すべきか

結論から言うと、IFAは「独立した立場で資産運用の助言や金融商品の仲介を行う相談先」、FPは「家計や人生設計全体を見る相談先」です。相談したい内容によって向き不向きがあるため、その違いをしっかり理解しておきましょう。

監修者情報:芳川 宏輔

株式会社ウィンカム 取締役
CFPⓇ認定ファイナンシャルプランナー/住宅ローンアドバイザー
金融商品・保険商品を一切販売せずコンサルティングに徹するFP。
保険・住宅ローン・資産運用・NISA等サポートは多岐に渡る。
100世帯以上の顧問FPをし、延べ相談実績は400回を超える。

IFA(資産アドバイザー)とは

IFAとは、”Independent Financial Advisor” の略で、日本語では「独立系ファイナンシャルアドバイザー」や「資産運用アドバイザー」と呼ばれます。資産運用に特化して助言を行うアドバイザーです。

日本のIFAは、金融商品仲介業者として金融庁に登録を受け、証券会社などと業務委託契約を結びながら活動するのが一般的です。提携している証券会社の商品を扱うため、組織の方針に縛られにくく、比較的独立した立場からお客様に合った資産運用の提案がしやすいのが特徴です。

ざっくり言うと、IFAは「資産運用の相談に強い独立系アドバイザー」です。ただし、「独立=完全に利害関係がない」というわけではありません。業務委託を結んでいる提携先証券会社の商品・サービスの範囲内で提案される点は、あらかじめ理解しておきましょう。

IFAに相談できること

ではIFAに相談できる内容を、具体的に見ていきましょう。

資産運用の方針づくり

投資を始める前の準備段階では「何のために運用するのか」「どれくらいのリターンを望むのか」「逆にどれくらいのリスクなら許容できるのか」「どんな資産配分(アセットアロケーション)にするか」といった資産運用の全体方針を一緒に考えてもらえます。個々の資産状況や目標に合わせた提案を受けられるのが強みです。

具体的な金融商品の提案・仲介

投資信託・株式・債券などの説明・提案に加え、実際の金融商品の買付・売買の仲介まで一貫してサポートできます。ここがFPにはできないIFA固有の大きな強みです。方針づくりをしたうえで「相談で終わり」ではなく、実際の取引までワンストップで伴走してもらえる点が大きな特徴です。

継続的なフォロー

IFAの場合、口座開設のサポート、運用開始後のアフターフォロー、定期的なポートフォリオの見直しなど、長期にわたって伴走するスタイルが多いです。「一度きりの相談」ではなく、継続サポートが前提になりやすい点もIFAの特徴と言えます。

ライフプラン相談との接点

IFAによっては、ライフプランニングも相談できるケースがあります。ただし、あくまで軸足は資産運用にあります。「家計全体の再設計」を主目的にしたい場合は、FPの方が向いていることが多いため、次章以降で詳しく比較します。

IFAは相談費用がかかる?

IFAを利用する際「結局、いくらかかるの?」は気になるポイントですよね。IFAへの費用は大きく次の2種類に分けられます。

  • 商品購入時にかかる費用(手数料・信託報酬など)
  • 相談・サポートに対してかかる費用(相談料・年間サポート料など)

IFAによっては、相談自体を無料にしているところも多くあります。一方、有料相談や年間サポート料を設定しているところもあり、費用体系はかなり幅があります。

例えば….
あるIFAは、サポートして運用資産については運用資産残高(運用資産の合計)×1%で、それ以外の資産(運用はしていないが、相談にのる部分)については0.5%を手数料として設定をしています。

注意したいのは、「相談は無料だと思っていたら、取引後のサポートに費用がかかった」というケースです。契約前には必ず次の点を確認しましょう。

  • 何に対して費用がかかるのか
  • 年間のコストはどれくらいか
  • 金額が発生する場合はだいたいいくらくらいか
  • いつ(どのタイミングで)発生するのか

IFAへの相談は無料のケースも多いですが、料金体系は一律ではありません。費用を確認した上で「何をしてくれるのか」もあわせて確認してから選ぶことが大切です。

IFAに相談するメリットとデメリット

IFAの魅力と注意点を整理します。自分に合うかどうかを判断する際の参考にしてください。

【メリット】

  • 独立した立場から、比較的中立的に資産運用の提案を受けやすい
  • 具体的な金融商品の提案から売買のサポートまで一貫して受けられる
  • 銀行・証券会社に比べて担当者が変わりにくく、長く付き合いやすい
  • ライフステージに沿った継続サポートを受けやすい

【デメリット・注意点】

  • IFAによってサポート内容・料金体系の差が大きい
  • 「独立系」とはいえ、業務委託先、登録証券会社の商品・サービスの範囲内で限定される
  • 家計・保険・教育費・住宅ローンなど総合相談を主目的にするなら、FPの方が合うことがある

一言でまとめると、「資産運用の具体的な相談に強いのがIFA」、「お金全体の整理に強いのがFP」です。この違いが、次の章の比較のポイントにもなります。

銀行、証券会社との違い

FPとの違いはわかってきたところで、身近にある「銀行や証券会社に相談するのとどう違うの?」という疑問も多いと思います。整理してみましょう。

銀行・証券会社の特徴

銀行や証券会社の担当者は、その金融機関に所属しています。そのため、基本的には自社・自社提携の商品やサービスを案内します。何でも行けば対面で相談できる窓口としての安心感はある一方、提案の範囲はその金融機関や証券会社のラインナップになります。また相談料が収益の柱ではなく、「売買による手数料」が収益の中心です。

また、金融機関は顧客との癒着や馴れ合い防止のために、担当者は数年おきに異動するケースが一般的です。「せっかく関係を築いたのに担当者が変わってしまった」という経験をされた方もいるのではないでしょうか。

■ IFAとの違い

IFAは特定の銀行・証券会社の社員ではないため、系列に縛られにくい立場で活動しています。また、銀行や対面証券に比べて担当者変更が起こりにくく、長く同じ担当者に相談しやすいのも特徴です。

まとめると次のような使い分けになります。

  • 店舗やブランドの安心感で選ぶなら → 銀行・証券会社
  • 担当者と長く付き合いながら資産運用を相談したいなら → IFA

ただし、最終的には「人による差」も大きい点は補足しておきます。どの相談先を選んでも、担当者との相性や信頼関係は重要です。

FPとの違い

この章が本記事の最重要ポイントです。IFAとFPの役割は似ているようで、実は大きく異なります。

「どちらがいい」「どちらがよくない」という観点ではなく、「相談テーマが違う」という観点で整理しましょう。

次の比較表をご覧ください。

 IFAFP
主な役割資産運用の構築・提案・売買仲介ライフプランの整理(保険・住宅購入・教育・老後資金)
副次的な役割ライフプランの対応資産運用(家計財務状況の最大化)
金融商品の仲介できる(金融商品仲介業者として)基本的にできない
得意な相談投資信託・株・債券を活用した資産運用の相談教育費・住宅・保険・老後・相続など全体最適化と最大化
費用無料〜有料(料金体系は様々)無料〜有料(料金体系は様々)
向いている人資産運用特化のアドバイスが欲しい人生設計から整理したい

■ IFAとFPのざっくりした違い

IFAは、資産運用を軸に、金融商品の提案や売買仲介まで担える相談先です。対してFPは、家計・老後・教育資金・住宅・保険・税制・相続など、「くらしとお金全体」を横断的に考える相談先です。

■ FPへの相談が向いている人

  • まだ投資を始める前で、家計の余力や将来設計が見えていない
  • 教育費・住宅ローン・保険・老後など、お金の悩みが複数絡んでいる
  • 「どの商品を買うか」より前に「どんな順番でお金を整えるべきか」を知りたい

■ IFAへの相談が向いている人

  • ある程度家計や目的が整理できていて、資産運用の具体的な提案を受けたい
  • 投資信託・株・債券など、金融商品の提案や売買仲介まで一貫してサポートしてほしい
  • 担当者と長期的な関係を築きながら、継続的なフォローを受けたい

なお、IFAとFPを「両方活用する」というケースも珍しくありません。まずFPで家計を整理し、その後IFAで具体的な運用をスタートする流れは、非常に合理的な選択肢の一つです。もちろんFPも資産運用のサポートやアセットアロケーション(資産配分)の構築のサポートも可能です。

まとめ

この記事では、IFA(資産アドバイザー)とは何か、FP・銀行・証券会社との違いについて解説しました。

最後に要点を整理します。

  • IFAは、独立した立場で資産運用の助言や金融商品の仲介を行う「資産運用特化」の相談先
  • 相談内容は、運用方針の設計・具体的な商品提案・継続フォローまで幅広い
  • 銀行・証券会社と比べて、担当者が変わりにくく長期的な関係を築きやすい
  • FPは家計・教育費・住宅・保険・老後・税制など、人生設計全体を見る「総合相談」に強い
  • 費用体系は無料〜有料まで幅があるため、契約前に必ず確認することが重要

IFAとは、資産運用の相談に強い独立系アドバイザーのことです。ただし、FPとの違いを理解したうえで、自分が「投資の具体相談をしたいのか」「家計や人生設計まで含めて整理したいのか」を考えると、相談先は自然と見えてきます。

具体的な資産運用の伴走を求めるならIFA、人生全体のお金の整理から始めたいならFP——この軸を持っておくだけで、最初の一歩が踏み出しやすくなるはずです。

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監修者情報:芳川 宏輔

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