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FPにiDeCo(イデコ)を相談するメリットとは?

iDeCoについてなんとなく聞いてことがある方もいるんではないでしょうか?「iDeCo(イデコ)始めた方がいいのはなんとなくわかる。けど自分には合うのかな?」 「商品がたくさんあって、どれを選べばいいか分からない」 「NISAはやっているけど、iDeCoもやった方がいいのかな?」そんな疑問や不安を抱えていませんか?

iDeCoは老後の資金づくりに役立つ制度で、賢く使えばいい制度ですが、使い方を間違えるとメリットが小さくなることもあります。

ネットやSNSにはiDeCoの情報はたくさんありますが、そこにあるのは「あくまで”平均的なケース”」の一般論です。あなた自身の年齢・年収・家族構成・住宅ローン・転職予定・独立時期など、個別事情によって最適解は大きく変わるのです。

この記事では、iDeCoの基本をおさらいしつつ、「なぜFPに相談すると良いのか?」「IFAとの違いは?」といった疑問にお答えしていきます。iDeCoを検討中の方も、すでに始めている方も、ぜひ参考にしてみてください。

監修者情報:芳川 宏輔

株式会社ウィンカム 取締役
CFPⓇ認定ファイナンシャルプランナー/住宅ローンアドバイザー
金融商品・保険商品を一切販売せずコンサルティングに徹するFP。
保険・住宅ローン・資産運用・NISA等サポートは多岐に渡る。
100世帯以上の顧問FPをし、延べ相談実績は400回を超える。

iDeCo(イデコ)とは

iDeCo(イデコ)は、簡単に言うと、「自分で積み立てて、自分で運用する退職金」のような制度で、毎月積み立てをし60歳以降に受け取る流れで、その間に税金の優遇が大きく受けられるのが特徴です。

仕組みをざっくり説明すると

毎月、自分で決めた金額(月5,000円〜上限額まで)を積み立てます。そのお金で、自分で選んだ金融商品を運用していきます。そして、原則60歳以降になったら、積み立てたお金と運用益を受け取れるという流れです。

どんな人が使える制度?

基本的には、20歳以上65歳未満の人なら誰でも加入できます。60歳以降の加入においては国民年金の納付済期間が40年以上ある場合、60歳以降も加入・積立可能ですが、受取開始は60歳からではなく、加入から5年後以降(最長75歳まで)となります。2027年(予定)からの改正では最長70歳未満まで延長されます。これにより50代、60代からでも始めやすくなります。

会社員も公務員も自営業者もフリーランスも対象です。ただし、職業や勤務先の年金制度(企業型DC・DBのありなし)によって、毎月積み立てられる上限額が変わってきます。

たとえば、

  • 自営業・フリーランス:月68,000円まで
  • 会社員(企業年金なし):月23,000円まで
  • 公務員:月12,000円まで

というように、上限が異なるので、まずは自分の場合はいくら拠出可能かを確認しておくことが大切です。

なぜ今、注目されているの?

iDeCoの最大のポイントは、税制優遇がとても手厚いことです。積み立てたお金が全額所得控除になるので、所得税や住民税が安くなります。さらに、運用中の利益も非課税。通常なら約20%ほど税金がかかるところ、iDeCoならゼロです。

こうした税制メリットがあるため、iDeCo(イデコ)は「老後資金を準備しながら、今の税金も減らせる」という点で、多くの人に選ばれているんです。


iDeCo(イデコ)のメリットとデメリット

このようにiDeCoには大きな魅力がありますが、同時に注意すべき点もあります。ここでは、一般的に言われているメリットとデメリットを整理しておきましょう。

メリット

① 積み立てたお金が全額所得控除になる

毎月積み立てた金額が、そのまま所得から差し引かれます。つまり、その分の税金が安くなるということ。年収が高い人ほど、節税効果も大きくなります。

たとえば、年収500万円の会社員が月2万円を積み立てた場合、年間で約4万8,000円の税金が戻ってくる計算になります(所得税・住民税の合計)。

② 運用益が非課税

通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、iDeCoなら運用中の利益に税金がかかりません。長期で運用するほど、この差は大きくなっていきます。

③ 受け取るときも税制優遇がある

60歳以降に受け取る際も、一時金なら「退職所得控除」、年金形式なら「公的年金等控除」が使えるので、税負担を抑えながら受け取ることができます。

④自動積立で楽

基本的には、毎月決まった日に決まった金額を自動で積み立てる設定のことで、一度設定すれば手間なく継続でき、iDeCoの節税効果(所得控除)を最大限に享受できます

デメリット

① 原則60歳まで引き出せない

ここがiDeCo最大の注意点です。積み立てたお金は、原則として60歳になるまで引き出すことができません。急な出費などで早めに引き出したいと思っても、手元に戻せないので注意が必要です。

② 手数料がかかる

加入時や運用中、受け取り時にそれぞれ手数料がかかります。金融機関によって金額が異なるので、事前に確認しておきましょう。

③ 商品選びが必要

iDeCoでは、自分で運用する商品を選ばなければいけません。選択肢は多いですが、「どれを選べばいいか分からない」と迷う人も少なくありません。元本確保型ばかり選ぶと、「思ったより増えない」ことも多々あります。

④ 仕事の区分によって上限額が違い、転職時に手続きが必要

本来、税金を安くするために積み立てたいのに、

  • 公務員:最大12,000円
  • 会社員(企業型DCなし):最大23,000円
  • 自営業:最大68,000円

…と、同じ節税制度なのに“人によって使える幅がかなり違う”んです。つまり「節税したくてもできない人」が出てしまったり、間違った金額で申し込んでしまうケースもあります。またiDeCoは「個人型確定拠出年金」と個人がついてますが、働き方が変わると、掛金の上限が変わるため、手続きが必要になります。

こうして見ると、iDeCoは「誰にでも万能な制度」ではなく、使い方次第では得にも損にもなる制度だということが分かります。では、自分にとって本当にiDeCoが合っているのか? どんな商品を選べばいいのか? それを判断するには、どうすればいいのでしょうか。


FPに相談した方が良い理由

ここからが本題です。iDeCoを検討するとき、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談するメリットは、想像以上に大きいんです。

① あなたの”全体像”を見てアドバイスしてくれる

個別の事情で大きく変わるため、それぞれの状況に合わせてアドバイスをしてくれます。

たとえば、以下のようにケースをみてみましょう。

例:住宅ローンを組んだばかりの30代会社員夫婦

住宅ローン控除で税金がすでに少なく、iDeCoの節税メリットが“思ったより出ない”ケースがあります。またライフイベントが多く控えている30代にとって、引き出しが60歳以降まで制限されるのはリスクにもなります。
→この場合、NISAを優先的に活用した方が合理的でしょう。

例:転職を予定している40代の方

会社によっては「企業型DC→iDeCoへの移換」手続きが必要で、放置すると“自動的に現金化されてしまう”リスクがあります。→スケジュールに合わせた商品の選び方や移換手続きの流れを事前に知ることが大切です。

例:フリーランスで収入が不安定な人

“引き出せない”資金を積み立てすぎると、手元資金が不足して逆に不安定になることがあります。
→積み立てを少額スタートすることやNISAを優先した方が安全。

といった状況によって、iDeCoをやるべきかどうかは個々の状況によって大きく変わってきます。

FP(ファイナンシャルプランナー)は、あなたの収入・支出・資産・負債・将来の予定などを総合的に見ながら、「今、iDeCoを始めるべきか? それとも別の方法が良いか?」を判断してくれます。

ネットの情報だけでは、こうした”個別事情”まで踏み込めません。だからこそ、プロに相談する意味があるんです。

②商品選びをサポートしてくれる

iDeCoでは、金融機関ごとにたくさんの商品が用意されています。投資信託だけでも数十種類あることも珍しくありません。「どれを選べばいいか分からない…」と悩む人がほとんどです。「元本割れが怖いから…」と元本保証型の商品を選ぶと結果としてお金が全然増えていかないなんてことも…

FPに相談すれば、適切な商品の選び方、ヒアリングや経験から得た個々のリスク許容度(どれくらいリスクを取れるか)がどれくらいあるか、iDeCo以外での運用状況などを複合的に考慮して、最適な商品の組み合わせ(ポートフォリオ)を一緒に考え、構築してもらえます。

③ライフプランの変化にも対応してくれる

人生には、いろいろな転機があります。結婚・出産に伴う教育資金とのバランス。マイホームの購入に伴う住宅ローンとの兼ね合い。転職・独立や、親の介護、自身の万が一の備えなどの変化によって、お金の優先順位は変わっていきます。

FPは、将来のライフプランを作成し、道しるべを作り、一緒に考えながら、iDeCoをどう位置づけるべきかをアドバイスしてくれます。商品を販売し、手数料を貰うことが目的ではないので、「今は積立額を減らして、教育費を優先しましょう」といった柔軟な提案も可能です。

④時には「やらない方がいい」という判断もしてくれる

意外かもしれませんが、これもFPに相談する大きなメリットです。例えばライフイベントを見通し、近い将来、まとまったお金が必要になる予定がある場合は60歳以降ではないと引き出せないiDeCoにお金を回すのは得策ではありません。また手元資金が少なく、緊急時の備えが足りない場合には、まずは生活防衛資金(生活費の半年~1年分)を優先的に貯める提案もします。このように時には「今はiDeCoを始めない方がいい」という結論になることもあります。

無理に始めて後悔するより、プロの視点で「やらない」という選択肢をもらえる方が、結果的に安心できますよね。

このように、FPに相談することで、あなた自身の状況に合った”正解”が見えてきます。

ネットやSNSの情報は参考になりますが、それはあくまで”誰かの正解”。あなたにとっての正解は、あなた自身の状況を見てくれるプロに聞くのが一番確実なんです。

FPとIFAの違いは?

ここまでFPの話をしてきましたが、「IFA」という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。

IFAとは、独立系ファイナンシャルアドバイザーのこと。金融商品の販売や運用アドバイスを専門に行う存在です。

FPとの違いを簡単にまとめると、

  • FP(ファイナンシャルプランナー)
    家計全体、ライフプラン全体を見ながら、お金にまつわる幅広い相談に乗ってくれる存在。iDeCoだけでなく、保険・住宅ローン・教育費・相続など、総合的にアドバイスしてくれます。
  • IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)
    主に金融商品(投資信託・株式・債券など)の提案・販売を行う専門家。運用に特化したアドバイスを受けたい人に向いています。

どちらに相談すればいい?

iDeCoはiDeCoは税金・社会保険・老後資金の三つが絡むため、IFAだけでは判断が難しく、FPの視点がとても役立ちます。NISAとの最大の違いは「老後資金づくりの”一部”であり、人生全体のお金の計画の中で考えるべきもの」であるということ。そう考えると、まずはFPに相談して全体像を整理してから、必要に応じてIFAの力を借りる——という流れが自然かもしれませんね。

まとめ

iDeCoは、税制優遇が手厚く、老後資金づくりに役立つ素晴らしい制度です。でも、誰にとっても正解が同じわけではありません。年齢・年収・家族構成・住宅ローンや将来の転職や独立などの予定によって、最適な使い方はまったく変わってきます。

だからこそ、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談する価値があるんです。FPは、あなたの状況を総合的に見ながら、iDeCoを含めたお金の使い方を一緒に考えてくれます。

迷っている方は、一度FPに相談して“自分だけの最適解”を一緒につくるのがおすすめです。「押し売りされるのが嫌…」という方もご安心ください。“今どんな選択肢があるのか”を整理するところから構いません。

気軽に相談できるFPを味方につけるだけで、iDeCoの不安はグッと減り、あなたにとっての”正解”がきっと見えてきますよ。

  • 当該資料は信頼できる情報、データをもとにNonTired株式会社が作成しておりますが、正確性・完全性に関して当社が保証するものではありません。
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監修者情報:芳川 宏輔

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